雨の日は「靴が濡れる」「靴下がジメジメする」といった足元トラブルがつきものですよね。
この記事では、元靴下販売員として培った経験をもとに、雨の日でも1日中快適に過ごせる足元の選び方を徹底解説します。

正直レインブーツが苦手です!!笑
なぜか小さい頃からレインブーツやゴム製の雨靴が苦手でした。
あの密閉感や重さ、足元の蒸れがストレスだったからです。
そこでたどり着いたのが、**「雨の量とシーンに合わせて靴と靴下をセットで選ぶ」**というマイルール。完璧な防水ではなく、濡れてもすぐに乾き、不快感を最小限にするための工夫です。
この記事を読めば、雨の日のお出かけが、少しでも憂鬱ではなくなりますよ。



雨の憂鬱を少しでも晴らせるような足元を見つけましょう!!
結論と早見ガイド
結論:この組み合わせが最適解!
- 小雨+徒歩中心なら「撥水スニーカー+速乾クルー丈靴下」でOK。
- 本降り・長時間移動は「防水スニーカー+撥水靴下 or 放湿性の高い靴下」で快適。
- 大雨・自転車なら「レインブーツ+防水ソックス」もしくは素足サンダル!!!笑
雨で足元が濡れる原因とトラブル
雨の日に足元が不快になるのは、単に水に濡れるだけではありません。
濡れの原因をチェック
- 素材の吸水: キャンバスや未加工のレザーは水を吸い込みやすい。
- 隙間からの浸水: ベロ(タン)や縫い目、履き口から雨水が入り込む。
- 跳ね水: 路面の水が靴や靴下にかかる。
濡れると起こる悪循環
- 靴擦れ・水ぶくれ: 蒸れてふやけた皮膚が、とにかく気持ち悪い。
- 冷え・だるさ: 濡れた素材(特に綿)が体の熱を奪い、体感温度を下げます。
- ニオイ: 湿った環境は雑菌が繁殖しやすく、嫌なニオイの原因になります。
快適に過ごすための靴の選び方


従来、雨の日に履くシューズと言えばレインブーツが一般的でした。しかし、「見た目がいつもの服装に似合わない」「脱ぎ履きが面倒」などの理由から、レインブーツを避けてきた方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、防水機能を備えたスニーカーです。見た目は普通のスニーカーと同様のアイテムが多いため、いつものスタイリングに合わせるだけで、足元の雨対策は万全です。雨の日はもちろん、川沿いのレジャーなどでも活用できる頼もしいアイテムと言えます。
信頼できる防水スニーカーを選ぶ
見た目と機能を両立した防水スニーカーは、もはや雨の日の定番です。特に、防水性と透湿性を備えた「GORE-TEX(ゴアテックス)」などの素材は、水の侵入を防ぎつつ、靴の中の蒸れを外に逃がしてくれるので、長時間履いていても快適です。
ここでは、見た目も使い勝手も良い、おすすめの防水スニーカーをいくつかご紹介します。



各ブランドとにかくゴアテックスです笑
アイテム1:ニューバランス「CM996 GTX」
矯正靴メーカーとして生まれ、今ではトップシューズブランドとして知られるニューバランス。人気の「996」をベースにゴアテックスを搭載した本作は、優れた防水透湿性を誇り、幅広いシーンで最高の相棒になってくれます。
アイテム2:コンバース「オールスター ゴアテックス ハイ」
1917年の誕生以来、今も愛され続けるコンバースの「オールスター」にも、ゴアテックス搭載モデルがあります。ローテクなルックスはそのままに、防水性を備えているため、普段のカジュアルスタイルに自然に馴染みます。
アイテム3:アディダス「スタンスミス ゴアテックス」
世界で最も売れたスニーカーとしてギネスに認定された「スタンスミス」。ビジカジスタイルにも合う清潔感のあるルックスで、多くの人に支持されています。ゴアテックスメンブレンを搭載したこのモデルは、高い防水性を約束してくれます。
靴下で変わる!雨の日の足元対策


雨の日の足元の快適さは、靴下で大きく変わります。重要なのは「速乾性と放湿性」です。
正直にお伝えすると、大雨の日に普通のスニーカーと靴下で快適に過ごすのはほぼ不可能です。しかし、雨の程度や靴下の選び方次第で、不快感を大幅に軽減することはできます。



豪雨なら諦めて長靴か素足でサンダル!!
雨の日を快適にする素材
- 合成繊維(ポリエステル/ナイロン): スポーツ用の靴下にも使われるポリエステル素材は、速乾性が高く、水を含みにくく早く乾くのが特徴です。濡れてしまった後の乾きやすさが綿の靴下と比べると段違いです。
- 撥水加工の靴下: 小雨程度であれば、撥水加工された靴下も非常に有効です。詳しくは【2025年最新】撥水靴下で雨でも快適!選び方&人気ブランド|くつしたラボでご確認ください。
- 綿100%は避ける❌: 水分を吸い込むと乾きが遅いため、雨の日には不向きです。
- 防水ソックス: 表地と裏地、その間に防水透湿性素材のメンブレンを挟んだ3層構造が特徴です。足元は濡れませんが、汗による蒸れは発生しやすいため、長時間の着用や気温が高い日には注意が必要です。
- メリノウール: 濡れても温かさを保ち、抗菌防臭効果も高い優れもの。湿気を吸い取りながらもベタつきにくいので、冬場の「雨の日素材」です。



撥水靴下知ってました?👇
形状・編み・厚みで変わる快適さ
雨の侵入を防ぐ力はほとんど変わりませんが、多少の不快感を軽減する効果があります。
- パイル編み:クッションで、足裏までの水分の侵入を軽減。
- 五本指ソックス:指の間の汗や湿気を分離し、ふやけを防止。
- 丈:くるぶし丈は跳ね水に弱いため、クルー丈が安心。
もし、ずぶ濡れになることがあらかじめ分かっている場合は、替えの靴下とタオルを携帯するのが最も効果的な対策です。



元も子もないこと言ってすみません!
通年使える雨対策グッズとケア方法
快適な雨の日を過ごすには、アイテム選びだけでなく、事前の準備や日々のケアも大切です。
おすすめの雨対策グッズ
- 防水・撥水スプレー: 汚れを落としてから20〜30cm離してスプレーし、24時間定着させましょう。レザー用と布地用があるので注意が必要です。
- オーバーシューズ: 自転車通学・通勤に便利。滑りにくいソールと携帯性を重視して選びましょう。
- ミニ雨対策キット: 替えの靴下、消臭・除菌スプレー、ミニタオルなどをまとめて持ち歩けば安心です。
濡れてしまった後のケア
- 濡れた靴下を早く乾かすミニHowTo
- まず、タオルで靴下を挟んで強めに押し、水分を取り除きます。
- 次に、ドライヤーの熱風は避け、扇風機や送風で乾かします。新聞紙やシリカゲルを入れた紙袋に靴下を入れ、中に風を送るのも効果的です。
- 最も早く乾かす方法は、替えの速乾ソックスに履き替えることです。替え靴下とミニタオルを圧縮袋に入れて持ち歩くのがおすすめです。
- スニーカー: インソールを外し、新聞紙やキッチンペーパーを詰めて水分を吸わせます。陰干しと送風でしっかり乾かしましょう。
- レザー: 型崩れ防止にシューキーパーを入れ、陰干ししてから油分を補給してひび割れを防ぎます。
よくある質問(FAQ)
ビーチサンダル(ビーサン)は雨の日に履いても大丈夫?
A. おすすめしません。
ビーサンは滑りやすく、跳ね水が足に直撃しやすいため不向きです。雨の日はストラップで足を固定できるサンダルを選びましょう。
濡れた靴下をそのまま履き続けてもいい?
A. NGです。
濡れた状態のまま履き続けると、皮膚がふやけて靴擦れやニオイの原因になります。外出先では替えの靴下を持参し、履き替える前にタオルで水分を拭き取り、可能であれば送風して乾かすのがベストです。
防水ソックスは普段使いに向いていますか?
A. 短時間や自転車移動におすすめですが、長時間は不向きです。
防水ソックスは蒸れやすいため、普段使いには速乾ソックスやメリノウール素材と使い分けると快適に過ごせます。
防水スプレーはどのくらいの頻度でかけ直すべき?
A. 2〜4週間が目安です。
靴が水を弾かなくなってきたら再施工のサイン。使用環境(雨量や歩行距離)によっても変わるので、水滴が染み込み始めたら即スプレーを心がけましょう。
まとめ|靴下でも雨対策してみよう!
雨の日の足元を快適に保つには、
- 水を侵入させない靴
- 濡れても不快感を減らす靴下
- 替えやケア用品の携帯
この三本柱が基本です。
未来では、もっと通気性があって完全防水の「夢の素材」や、AIが天気に合わせて最適な靴下を選んでくれる時代が来るかもしれません。
でも今できるのは、ちょっとした工夫で快適さを大きく変えること。あなたも今日から「靴下でできる雨対策」を取り入れてみませんか?素材や構造を理解して選ぶだけで、憂鬱だった雨の日も、一年を通して快適に過ごせるようになりますよ。



雨でも足元の不快感ゼロな世界を待ってます!ドラえも〜〜ん
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🧦この記事を書いた人|げっしー
元・靴下販売スタッフ。6年間、ビジネス用からカジュアル・スポーツ系まで、ありとあらゆる靴下を販売してきました。
「スーツに合う靴下って?」「就職祝いにプレゼントしたい!」
そんなお客さまの声に耳を傾けながら、履き心地・素材選び・見た目のバランスなど、日々アドバイスをしていました。
プライベートでは、「サンダル×靴下」愛好家。
サンダル×靴下は靴の上位互換だと本気で思ってます(雨の日除く笑)
リネンや和紙素材など快適で風合いが良い天然素材が好きです!!
機能性・デザイン・快適さ――靴下って奥深い!
このブログでは、そんな靴下好きの目線から「ちょうどいい一足」の見つけ方をゆるっと発信しています。


