はじめに:なぜユニクロの靴下は蒸れにくいのか?
「靴下が蒸れて不快…」「夕方になると足の臭いが気になる」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
私は元靴下販売のプロとして、6年間で300足以上の靴下を履きつぶしてきました。その経験から言えるのは、**「蒸れ対策は素材と形状選びで9割決まる」**ということです。
ユニクロの靴下は、単に安いだけでなく、「メッシュ編み」「5本指」「鹿の子(カノコ)編み」など、用途に合わせて蒸れを防ぐための理にかなった設計がされています。今回は、現在販売されているラインナップの中から、特に「蒸れにくさ」に定評のある3足を厳選してご紹介します。
げっしー種類が多い中3足に絞りました!!
この記事のポイント
- ユニクロの蒸れにくい靴下にはどんな特徴があるのか?
- 靴下の素材によって蒸れやすさに違いはあるのか?
- 靴下の臭いを防ぐにはどうすればいいのか?
- ユニクロのおすすめ靴下はどれか?
蒸れにくく快適なおすすめ靴下3選【レビュー付き】
💡エアリズムソックスがラインナップに入っていない理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉なぜエアリズム靴下はないのか?元販売員が解説
今回ピックアップしたのは、スポーツ、ビジネス、作業用など、シーン別に選べる以下の3足です。
1. スポーツショートソックス(パイルメッシュ)
とにかく通気性重視!汗をかくシーンや夏場の最強パートナー
- 価格: 390円(税込)
- サイズ: 25-27cm / 27-29cm
- 特徴: 甲部分がメッシュ仕様で熱を逃がすドライ機能付き。
✅ 元販売員のおすすめポイント
「蒸れない」を最優先するならコレです。甲の部分がメッシュになっているため、靴の中のこもった熱をダイレクトに逃がしてくれます。土踏まずにサポートが入っているので、歩行時に靴下がズレて不快になることも防げます。「パイル」とありますが、厚すぎないため夏場でも快適です。
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2. フィンガーソックス(5本指)
指の間の汗を吸い取る!隠れた名品で臭い対策も万全
- 価格: 390円(税込)
- サイズ: 25-27cm / 27-29cm
- 特徴: 特殊な消臭機能付きの糸を使用。指が独立しているため蒸れにくい。
✅ 元販売員のおすすめポイント
足の汗は「指と指の間」から最も多く出ます。ここを物理的に生地で包んでしまう5本指ソックスは、蒸れ対策の最終兵器です。
ユニクロのモデルは、特殊な糸で汗の臭いを中和してくれる機能付き。革靴や作業靴など、通気性の悪い靴を履く方には特におすすめします。踏ん張りがきくので疲れにくいのもメリットです。
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3. スーピマコットンカノコソックス
ビジネスもOK!凹凸のある「鹿の子編み」でサラッとした肌触り
- 価格: 390円(税込)
- サイズ: 25-27cm / 27-29cm
- 特徴: 表面に凹凸がある鹿の子(カノコ)編みで、肌への接触面積が少ない。
✅ 元販売員のおすすめポイント
「仕事でスポーツソックスは履けないけれど、蒸れるのは嫌だ」という方にはこちら。ポロシャツによく使われる「鹿の子編み」を採用しており、生地に凹凸があります。これにより肌に張り付かず、通気性が確保されます。
上質なスーピマコットンを使用しているため、化繊のツルツル感が苦手な方や、肌触りを重視する方にも最適です。つま先とかかとが補強されているのも嬉しいポイント。
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ユニクロの蒸れない靴下が人気の理由


ユニクロの蒸れにくい靴下が選ばれる理由はいくつかあります。
1. 高機能でコストパフォーマンスが良い
価格が手頃でありながら、吸湿速乾機能や抗菌防臭加工が施されており、蒸れにくさに特化した靴下を手軽に購入できる点が魅力です。
2. 速乾性と通気性が優れている
パイルやメッシュ加工が採用されているため、汗を素早く乾かし、ムレを防ぎます。
3. 抗菌防臭機能付きで長時間履いても快適
長時間履いても臭いが気になりにくい設計になっているため、仕事やスポーツにも適しています。
4. シンプルで使いやすいデザイン
カジュアルからビジネスまで幅広い場面で使えるシンプルなデザインが多い点も、人気の理由の一つです。
蒸れない靴下の素材は?


靴下の蒸れにくさは、素材によって大きく変わります。どの素材を選ぶかで履き心地が異なるため、用途に応じた最適な素材を選ぶことが重要です。
綿(コットン)
綿は吸湿性が高く、肌触りが良いのが特徴です。汗を吸収しやすいため快適ですが、乾くのが遅く、長時間履くと湿ったままになることがあります。
おすすめの用途:普段履きや寒い季節に適しています。
ユニクロの該当商品:綿混素材のカジュアルソックス。
ポリエステル・ナイロン(ナイロンソックスは蒸れますか?)
ポリエステルやナイロンは速乾性に優れ、軽量な素材ですが、吸湿性が低いため、単体では蒸れることがあります。そのため、吸湿性の高い素材と組み合わせるとより快適に履けます。
おすすめの用途:スポーツや夏場の使用に向いています。
ユニクロの該当商品:エアリズムソックス。
シルク
天然素材で肌触りが滑らかで、通気性も良いため、汗をかいてもさらっとした履き心地が続きます。ただし、耐久性が低く、洗濯時には注意が必要です。
おすすめの用途:高級感が欲しい時や肌が敏感な人におすすめ。
ユニクロの該当商品:シルクブレンドソックス。
ウール
保温性が高く、湿気を逃がしやすい素材です。汗をかいても蒸れにくく、臭いがこもりにくいのが特徴。ただし、厚手のものが多いため、夏場には向いていません。
おすすめの用途:冬の防寒やアウトドア活動に適しています。
ユニクロの該当商品:ヒートテックソックス。
靴下が臭い・取れない時は?元販売員が教える「劇落ち」洗濯術
「毎日洗っているのに、なぜか靴下が臭い…」 その悩み、実は洗い方と干し方を少し変えるだけで劇的に改善するかもしれません。
靴下の臭いの主な原因は、繊維の奥に染み込んだ**「皮脂汚れ」と、そこで繁殖した「雑菌」**です。これらを根こそぎ落とすための、プロ直伝のお手入れステップをご紹介します。
1. 【洗濯】裏返して40℃のお湯で洗うのが鉄則
靴下を脱いだそのままの状態で洗濯機に入れていませんか?実はそれ、汚れが落ちにくい原因です。
- 必ず「裏返し」にする 足の皮脂や角質(垢)は、靴下の内側に付着しています。裏返すことで、水流と洗剤が汚れに直接当たり、洗浄力が格段にアップします。また、表面の毛玉防止にもなり一石二鳥です。
- 40℃前後のぬるま湯を使う 皮脂汚れが溶け出しやすく、洗剤の酵素が最も働く温度が40℃前後です。冷たい水よりも圧倒的に汚れ落ちが良くなります。



裏返しは簡単なのに表の毛羽立ちも押さえれますよ!!
2. 【スペシャルケア】頑固な臭いには「重曹つけ置き」
普通に洗っても臭いが取れない場合は、洗濯前の**「重曹(または酸素系漂白剤)」でのつけ置き**が効果絶大です。
- 洗面器に40℃のお湯を張り、大さじ1杯の重曹を溶かす。
- 靴下を30分〜1時間ほど浸け置く。
- その後、通常通り洗濯機で洗う。
重曹のアルカリ性が、酸性の皮脂汚れや臭い成分を中和・分解してくれます。
3. 【乾燥】「風通し」が命!雑菌の再繁殖を防ぐ
せっかく綺麗に洗っても、乾くのに時間がかかると「生乾き臭」が発生します。
乾燥機はNG? 高温の乾燥機は縮みの最大の原因です。特にユニクロの綿混素材などは縮みやすいため、できるだけ自然乾燥をおすすめします。履き口(ゴム部分)を上にして干すと、水分が下に落ち、ゴムの劣化を防げます。
直射日光を避け、風通しの良い日陰干し 直射日光は殺菌効果がありますが、ゴムやポリウレタン(伸縮素材)を傷め、靴下の寿命を縮めてしまいます。長持ちさせたい場合は、風通しの良い場所での陰干しがベストです。


まとめ:迷ったらどう選ぶ?
- 運動や、とにかく涼しさ重視なら👉 スポーツショートソックス(メッシュ)
- 足の臭いや、指の間のヌルつきが気になるなら👉 フィンガーソックス(5本指)
- 仕事用や、コットンの肌触りが好きなら👉 スーピマコットンカノコソックス
靴下の素材や形状を少し変えるだけで、1日の快適さは劇的に変わります。ぜひ、あなたのライフスタイルに合った一足を選んでみてください。
🧦この記事を書いた人|げっしー
元・靴下販売スタッフ。6年間、ビジネス用からカジュアル・スポーツ系まで、ありとあらゆる靴下を販売してきました。
「スーツに合う靴下って?」「就職祝いにプレゼントしたい!」
そんなお客さまの声に耳を傾けながら、履き心地・素材選び・見た目のバランスなど、日々アドバイスをしていました。
プライベートでは、「サンダル×靴下」愛好家。
サンダル×靴下は靴の上位互換だと本気で思ってます(雨の日除く笑)
リネンや和紙素材など快適で風合いが良い天然素材が好きです!!
機能性・デザイン・快適さ――靴下って奥深い!
このブログでは、そんな靴下好きの目線から「ちょうどいい一足」の見つけ方をゆるっと発信しています。




